鍼治療
鍼治療は受けたことありますか?
鍼についてのご紹介をしていきます。
鍼灸の歴史は大変深く、紀元前の中国ではずでに鍼治療が広く流行したという文献も残っており、約2000年以上の長い歴史がある伝統医療です。
日本では奈良時代に伝えられたとされ、江戸時代には庶民にも広まったとされています。
東洋医学と西洋医学の鍼灸治療の仕組み
西洋医学では病気の原因に着目し、その原因を除去することで病気を治療するというアプローチ方法をとります。
東洋医学では病気を体全体のバランスが崩れていることから症状が生まれ、そのバランスを自然治癒力により戻すことができれば病気が治る、という考え方をしています。
基本的な考え方として「気・血・水」のバランスが保たれている状態が健康状態であり、気・血・水のバランスの崩れ方によって治療法が定められており、鍼灸ではツボを症状に応じて使い分けるのです。
「気・血・水」とは?
- 「気」
- 体内を流れるエネルギーのことで、元気や気力の『気』という意味をもちます。
- 「血」
- 文字通り血液のこと。血液が循環して全身に栄養を運び、潤いを与えます。
- 「水」
- 血液以外の体内にあるリンパ液やその他の水分のこと。消化や排泄に影響するほか、臓器をスムーズに働かせる潤滑油のような作用もあります。
このうち、「気・血」が体内を巡るための通り道のことを「経路」と呼びますが、これこそが鍼治療の重要なポイントである「経穴(ツボ)」の集合体にあたります。経絡が滞らないように、また滞った経絡を改善するために、経絡の各所にあるポイント「経穴(ツボ)」に鍼や灸を施すことで、「気・血」の流れをスムーズにすることが鍼灸治療なのです。
このような西洋医学との違いはありますが、病気の根本的な原因を除去する、という目的はどちらも共通しており、同じ医学の異なる領域として、医療の分野では使い分けていくことがベストであると考えられます。
続きは次回また鍼についてご紹介していきます!(^_-)-☆
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